卓越したセンスで映画の“映像感覚”を塗り替えた20世紀の巨匠スタンリー・キューブリック監督。有名な作品も多いので、一度は目にしたことがある方も多いでしょう。でも、年配の方でなければ意外とスクリーンでちゃんと観る機会には恵まれていませんでした。そんな名作の数々をスクリーンで観られる貴重なチャンス！
デザイン化されたイラストがTシャツなどのモチーフとして今でも人気の高い『時計じかけのオレンジ』、18世紀の支配階級を描きつつ人間を統治するシステムの空虚さを浮かび上がらせた『バリー・リンドン』、戦争がごく普通の人間を狂わせるさまを描いた『フルメタル・ジャケット』、妄想と夢と現実が錯綜する世界を圧倒的な映像美で魅せる『アイズ ワイド シャット』。この4作品を上映します。
映画を作り始める前はカメラマンだったキューブリック。どの映画にもフレーム内の隅々まで手を抜かない美意識が感じられます。人間の美醜をもその美意識で芸術にまで高めたキューブリックの神髄を、ぜひスクリーンで体験してほしいと思っています。

.A N)Courtesy of Warner Bros. / Park Circus Limited

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