関西人なら誰でも大好きな〈たこ焼き〉。このたこ焼きをテーマにした関西発の映画が誕生しました！その名も『たこ焼きの詩』。西宮市在住の作家でマルチメディアプロデューサーの近兼拓史さんが脚本・監督を務め、神戸、明石、西宮などでロケを敢行して制作されました。

たこ焼き店で働く母親と野球部で活躍する中学生の娘。いつも笑顔の絶えない2人ですが、猛暑の中、エアコンが故障。「今お金がないから、もうちょっと我慢して」という母の言葉に娘はふてくされ気味。でも、自分のために一生懸命働いてくれている母の姿を知り、母を思いやろうとします。そんな母娘に訪れた小さな好機。そのとき2人がとった行動とは…。

関西の下町に暮らす母と娘の、贅沢はできないけど小さな幸せを大事にする日々を描いています。近兼監督は神戸市長田区出身、実家はお好み焼き屋でした。阪神大震災では自宅も実家も事務所も全壊し、東日本大震災ではすぐに現地入りしてたこ焼きを振る舞ったそうです。そんな監督の経験や思いもたっぷりスクリーンから感じられる温かい映画。ぜひご家族みなさんで観てほしいです。地元発信の映画なので知っている風景が登場するかも！

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